美味しいお米の炊き方
せっかくの農家さんが丹精込めて作ったお米であっても、その調理の仕方で味の良し悪しが大きく変わってしまいます。
ここでは、家庭でできる確実でより美味しくなる調理の工程を下準備から保存に至るまでを簡単ではありますが説明させて頂きます。
チラッとでも目を通して頂けますと、毎日の食事が一層楽しみになること請け合いです。
日本人に生まれてよかったと感じるような、美味しい銀シャリをみなさんで食べましょう!!
下記の工程を順にクリック!!
- 計量カップを使い、お米、水加減を間違わないようにきっちり計量しましょう。
ここが基礎になるため、確実に!!
-
下準備のなかで最も重要なのが「研ぎ」です。
米粒と米粒とをすり合わせ、アリウロン層の残留物を取り除くのが目的です。
食べる時期のお米に合った研ぎ方や研ぎの回数の目安があるので、参考にして下さい。
新米の場合→手指を立て、力を入れずに円を描くように軽く研ぎます。
- 11月~4月のお米は…上の手法で3~4回研ぎ、すすぎは2回が目安です。
- 9月~10月のお米は…3~4回軽く水洗いし、すすぎは1回程度でよいです。
古米の場合→臭いが残らないよう、米同士をすり合わせるように手の付け根でギュッと押して研ぎます。
- 4月~8月のお米は…上の手法で3~4回研ぎ、すすぎは2回が目安です。
- 8月以降~新米が出るまでは…臭いが消えるまで研ぎます。
- お米に合わせて研ぎを行ったら、すすぎましょう。
最後に水を入れ、軽く混ぜて余分な濁りだけを流す「すすぎ」をします。
回数は前工程を参考にして下さい。
- 研ぎ、すすぎを済ませたらそのまま「浸水」しましょう。
浸水時間は新米で40分~1時間。古米で1時間は行って下さい。
春~夏場は、冷水に浸けてお米を冷やすと美味しいご飯になります!
また、時間がなくて急いでいる場合はぬるま湯で炊いて下さい。(※あまり、おすすめできませんが…)
- お米に余分な水分があると、水加減が正確にできません。
水を十分に吸ったお米はザルに上げ、10回程度ザルを上下させて余分な水気を切りましょう。
(※注意!!)ザル上げして、放置しておくとお米が乾燥して割れてしまいます。また、変色もしますので
気をつけて下さい。
- これまでの工程をきちんとすれば、お好みの硬さに炊き分けることができます。
-
炊飯器ならボタンを押すだけです。
今回は土鍋での炊き方をご紹介します。
- お米1合に対して、200ccの水を張ります。
- 強い中火で5~7分、ふきこぼれそうになったら弱火で10~12分炊きます。
時間がきたら、強火にして火を止めます。
- 10~12分程度、蒸らします。
あとは炊飯器同様、かき混ぜて蒸気を飛ばし、ふきんを挟んで蓋をします。
- お米は高温多湿を嫌います。密閉容器に入れて冷蔵庫に保管して下さい。
短期間で消費する量を購入することも大事です。白米の買いだめは厳禁です!!
ペットボトルに入れて、冷蔵庫に保存しておくのが理想です。
ただし、肉・魚など臭いがするものの近くには置かないで下さい。臭いが移ります。
以上、みなさんも美味しい銀シャリを楽しんで下さい!!